シチュエーション別 関ジャニ∞恋愛ソング
関ジャニ∞の曲といえば、元気でにぎやかなコミックソングを思い浮かべる人が多いと思います。でも実は、シングル・アルバム合わせた全リリース曲の約4割が恋愛ソングです。*1
ガヤガヤしたイメージとは一転、情熱的に言い寄ったり、別れた恋人に未練タラタラだったり、はたまた危険な大人の恋に身を投じていたりと、恋愛における男性(ときには女性)のさまざまな心情を歌っています。
今回は、そんな関ジャニ∞の知られざる恋愛ソングをシチュエーション別に仕分けしてみました。
片思い
アタック中
- Heat is on
- ブリュレ
- ローリング・コースター
- ほろりメロディー
好意を寄せる相手をなんとか手にいれたい!この気持ち抑えきれない!と、高ぶる情熱が伝わってくるようなエネルギッシュかつアップテンポな曲が多いです。押せ押せ肉食男子。ローリング・コースターの至れり尽くせりなアプローチや「君はどんな気持ち…ですか?」という遠慮がちな問いかけも可愛い。アイドルが歌う言い寄りソングって夢あるなあと思います。
青春
- クラゲ
- 純情恋花火
夏休み、グランド、教室、制服と、学生を連想させるワードが出てくる曲。甘酸っぱくて少し切ない気持ちになる2曲ですね。どちらも近年のリリース曲で、とうの昔に学生時代を終えた彼らが「教室じゃ目立たない僕」なんて歌っているのは、少々くすぐったい気持ちになったり…。クラゲの歌詞はサマーバケーションを思い出します。君に会えないサマーバケーション。
男友達・略奪
- 誰よりキミが好きだから
- Train in the rain
- 夏の恋人
- WASABI
相手の気持ちが、自分ではない第三者に向いていると知りながらも、恋心を抱く曲です。相談される男友達という立場に留まり、想いをぐっと堪えるのは「誰よりキミが好きだから」。他3曲は現状からの脱却を図ろうとしています。Train~は寂しげな曲調もあいまって、背水の陣で関係を変えてやろうという感じ。同じ略奪系でも夏の恋人は受け身、WASABIは能動的な印象を受けますねー。
二番手
- イッツ マイ ソウル
- This moment
本命ではない男性の心情を歌った曲。切ない雰囲気漂うモーメントに比べて、イツマイは、まーいっか!と少々お気楽すぎる気がします…(笑)
つれない彼女
- Cool magic city
- Speedy Wonder
- 一秒 KISS
相手を追いかけたり、気を引こうとがんばる曲。Speedy Wonderの追いかけは自業自得ですけど(笑) 友達以上恋人未満もしくは付き合いたてで、男性が躍起になってるイメージ。
両思い
ラブラブ
- 10年後の今日の日も
- エネルギー
- どんなに離れてたって傍にいるから
- I wish
- ツブサニコイ
- 愛でした。
- ロイヤルミルクストーリー
- ひびき
- Winter pop
- CloveR
- EJ☆コースター
- 次の春です。
- ナイナイアイラブユー
相思相愛な曲。付き合い始めのハッピーな気持ち、これからもずっと一緒にいたいなという相手への愛や二人の未来を歌っています。ここに該当する曲は去年だけで5曲あり、最近増えたなーという印象です。
同棲&夫婦
- 365日家族
- cinematic
- Merry Go Round
- ふたつ手と手
一緒に暮らしていたり、結婚していたりと二人の生活が思い浮かぶような曲です。cinematicは、何気ない日常風景で始まったかと思えば、「君を失えば明日さえいらない」「ふたりなら何もかも怖くない」と閉塞した二人の世界に引き込まれるところが、妙に美しく退廃的だなあと思います。
恋愛の危機
ケンカ
- 大阪ロマネスク
浮気されている
- アカイシンキロウ
- ルラリラ
心が離れつつある相手を引き止めたり、その態度に苦悩したり。男前が懇願するという意味では、女々しくすがりつくシチュエーションの曲も割と好きです。
失恋
別れ
- 冬のリヴィエラ
- 二人の涙雨
- 七色パラメータ
- 青春ノスタルジー
- 夕闇トレイン
別れの場面を描いた曲です。その理由は二人の未来のためであったり、気持ちのすれ違いであったり。「二人の涙雨」の哀愁漂う感じがたまりませんねー。あとの4曲は長調なので、メロディーだけ聞くと一見明るい曲に聞こえるかもしれません。七色パラメータの、別れは悲しいけどまたいつか出会えるよねと希望に満ちた終わり方をしているところも好きです。
未練
- All of me for you
- 悲しい恋
- さよならはいつも
- My Last Train
- Brilliant Blue
- 冬恋
- 君の歌をうたう
- マイナス100度の恋
- 雪をください
- I to U
- Water Drop
- myself
- 朝焼けの太陽
- スペアキー
実はここが彼らの真骨頂だと思っています。君以外は愛せない、忘れられない、もう一度抱きしめたい、でももうあの日には戻れない…と女々しいワードがてんこ盛りの未練ソングです。別れの曲の時よりも時間が経っている分、恋人との楽しかった思い出は美化されており、より諦めきれなくなるという負のスパイラル…。もちろん「I to U」のように、立ち直って次に進んでいこうとしている曲もあります。表では陽気な曲を歌っているせいか、ライブで陰な曲を歌っている姿がより色っぽく魅力的に見えるような気がして、もっと悲しみに打ちひしがれてくれ!と密かに願っていたりします。
振られた(そもそも付き合ってない)
- 言ったじゃないか
付き合うどころか告白もしていないのに、フラれているのはこの曲くらいじゃないですかね。……ドンマイ!!
大人の恋
- ミセテクレ
- Explosion
- 浮世踊リビト
- Jackhammer
- Baby Moonlight
- 乱れ咲けロマンス
- フローズンマルガリータ
- Masterpiece
- Cannonball
- Can’t U See?
夜の世界を感じさせたり、ふれあいはあっても心が通じてないという大人の恋の曲。歌詞の内容から攻めた曲調になることが多いのか、カッコイイ系が並んだなと思います。Cannonball、Can’t U See?と合わせて、未だに映像化されてない乱れ咲けロマンス*2 も、次のライブでぜひ!
死別
- 大阪レイニーブルース
- Snow White
レイニーはシングル二枚目の曲にしては、たいそう重いテーマを歌ってましたね。Snow Whiteは曲中では明示してませんが、雪に例えてるところを見ると、相手は亡くなっているのかなと思いました。GIFTの収録曲って、曲調が明るくてだまされがちになりますが7曲中5曲は不幸な恋の歌です。はじめて聞いたときはちょっとビックリしました。
禁断の恋
- Dye D?
吸血鬼。やすくんが作った曲らしく独特の世界観があります。ライブ演出も、変にひねらず楽曲の雰囲気そのままで魅せてくれているので是非映像で見てほしい一曲。
悲恋
- クジラとペンギン
こちらも不思議な世界観ですね。結ばれることのない二人?の曲。美しいメロディーに載せられた切ない歌詞に、なんとも泣きたくなる気持ちにさせられます。ピアノの旋律がとても好き。個人的にはライブ補正がない曲の中で最も泣ける曲です。
女性目線
- あなたへ
- CANDY MY LOVE
どちらも一途に相手を思い続ける曲。女性目線+歌謡曲を歌わせたら抜群にハマるグループだと思っているんですが、意外と少ないんですよね。愛かたや離さないで愛みたいな曲をいつかエイトにも…と願って、はや何年。今でもそういう路線の曲を書いていらっしゃるのか分かりませんが、いつか女性目線の曲を剛さんに楽曲提供してもらえたらいいなーと思っています。
今回設定したシチュエーションで最も多いのは「失恋(未練)」の14曲、次点は「両思い(ラブラブ)」の13曲でした。報われない恋の歌を歌っている印象が強かったので、ハッピーな曲が多かったのは意外でした。
ジャニーズという肩書を輝かせながら、これからも素敵な恋愛ソングを送り出していってほしいです。